「発泡剤メーカー」というと、「知ってる、知ってる。発泡スチロールを作ってる会社だろ?」という反応がけっこう多いんですが、実はスチロールは、発泡し軽量化した発泡体=スポンジ。つまり「発泡材」の一種なんです。発泡剤というのは、ベースになるゴムやプラスチックの中に他の配合剤と一緒に加え、加熱して分解し、窒素ガス・炭酸ガス・一酸化炭素、アンモニアガス、水素ガスなどを発生させて、細胞構造を形成するための薬剤。発泡剤は、プラスチックやゴムのいろんな製品を作るための「陰の主役」というわけです。
発泡剤を使って得られるものは、「フォーム(Foam)製品」と呼ばれますが、このFoamには「泡・泡沫」のほかに「固体または液体中に泡が分散した状態」という意味が含まれています。実は私たちの身近にも、後者のFoamはかなりたくさんあります。たとえば自然界には、軽石、海綿やヘチマなどがありますし、食品にもパン、ビール高野豆腐、アイスクリーム、岩おこし・・・と数え切れないくらいあるのです。
天然物質に替わるものとして、たとえば木材から合成木材、綿ブトンからウレタンフォームマットレス、革から合成皮革・・・というぐあいにプラスチックに発泡技術をプラスして作られるものもけっこう多いんです。これがプラスチックフォームで、永和化成工業はそうした多様な製品を造るのに欠かせない発泡剤の専門メーカーというわけです。
1.発泡剤を使う 2.機械的に攪拌して泡を起こす 3.化学反応の時にできるガスを使う 4.揮発性の溶剤を混ぜたりして気化させる 5.液化ガスを入れる 6.ミクロバルーン(中空気球)を含ませる 7.溶けやすい物質を添加して、混ぜる この7つの方法の中でも、もっとも柔軟に、注文通りに成形できるのが1の「発泡剤を使う」ことなのです。